パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第17章 支配

人と会うのにこんなに緊張するのは久しぶりだった。


相田達之の姿を見た瞬間これから自分がしようとしていることの現実味が一気に膨れ上がってきた。
今からこの同級生を巻き込もうとしているのだ。


笑顔が引きつっていないか心配だった。
目を見て話すと何かを悟られてしまいそうで、立ち話もほどほどにすぐに歩き出したかった。


並んで歩いていればそんなに目を合わせなくて済む。
佑奈は心を落ち着かせようと深呼吸をする。


少し歩くとようやく鼓動が落ち着いてきた。
相田達之も久しぶりだからか緊張しているようだった。
東京に来てから出会った人達とは違い安心感があった。