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美女の身影
第17章 支配
店に入ってから1時間半が経過していた。
相田達之は幾分か緊張がほぐれ何気ない会話が続くが、彼は酔っても、こちらを見る視線に変化は無い。
夜更けに女子と2人で酒を飲んで酔いも回れば、良からぬ事を想像する男もいるだろうが、相田達之からはそんな素振りは一向に伺えない。
彼はただ高校の同級生との再会を楽しんでいるだけのように見える。
達之の方からそういう話をしてくれれば楽な事は明白だったが、同級生という関係性があるので強い抑制が働くのは当然のことのように思えた。
これは男女の出会いを求めて集った会ではないのだ。
佑奈はこっちの下心をなるべく隠しながら、達之の男心をくすぐる会話への糸口を探る。
佑奈「そういえば相田くんのウチはどのへんなの?」
不自然にならないよう口角を軽く上げて、なるべく自然な表情を心がける。
達之「ここから5駅離れたところ。〇〇ってわかる?」
佑奈「あっ〇〇なんだ!なんだ、意外と近いんだね」
達之「えっそうなの?長坂さんはどこ?」
佑奈「最寄り駅がここ笑」
達之「ええ?そうだったんだ」
佑奈「ごめんねこっちまで来てもらっちゃって」
達之「ううん、それは平気だけど」
佑奈「ここから徒歩5分だよ笑」
達之「近っ笑」
その時だった。
店員が2人の席に駆け寄って来て申し訳なさそうな顔で声をかけてきた。
店員「申し訳ありません、本日混雑のためお席が2時間までとなります。」
達之「あっ、そうですか」
店内を見渡すと確かに満席の状態だった。
これだけ席が埋まっていれば待ちや予約の客もいるのだろう。
店員「よろしければラストオーダお取りしますがいかがいたしますか?」
佑奈「相田くん最後なに頼もうか?」
佑奈はドリンクのメニューを達之に手渡す。
ここで区切りをつけてもらえたのは丁度いいと佑奈は思った。
これからどうしようか。
ドリンクメニューを眺める相田の姿を見ながら最善の手立てについて佑奈は思い巡らせていた。
相田達之は幾分か緊張がほぐれ何気ない会話が続くが、彼は酔っても、こちらを見る視線に変化は無い。
夜更けに女子と2人で酒を飲んで酔いも回れば、良からぬ事を想像する男もいるだろうが、相田達之からはそんな素振りは一向に伺えない。
彼はただ高校の同級生との再会を楽しんでいるだけのように見える。
達之の方からそういう話をしてくれれば楽な事は明白だったが、同級生という関係性があるので強い抑制が働くのは当然のことのように思えた。
これは男女の出会いを求めて集った会ではないのだ。
佑奈はこっちの下心をなるべく隠しながら、達之の男心をくすぐる会話への糸口を探る。
佑奈「そういえば相田くんのウチはどのへんなの?」
不自然にならないよう口角を軽く上げて、なるべく自然な表情を心がける。
達之「ここから5駅離れたところ。〇〇ってわかる?」
佑奈「あっ〇〇なんだ!なんだ、意外と近いんだね」
達之「えっそうなの?長坂さんはどこ?」
佑奈「最寄り駅がここ笑」
達之「ええ?そうだったんだ」
佑奈「ごめんねこっちまで来てもらっちゃって」
達之「ううん、それは平気だけど」
佑奈「ここから徒歩5分だよ笑」
達之「近っ笑」
その時だった。
店員が2人の席に駆け寄って来て申し訳なさそうな顔で声をかけてきた。
店員「申し訳ありません、本日混雑のためお席が2時間までとなります。」
達之「あっ、そうですか」
店内を見渡すと確かに満席の状態だった。
これだけ席が埋まっていれば待ちや予約の客もいるのだろう。
店員「よろしければラストオーダお取りしますがいかがいたしますか?」
佑奈「相田くん最後なに頼もうか?」
佑奈はドリンクのメニューを達之に手渡す。
ここで区切りをつけてもらえたのは丁度いいと佑奈は思った。
これからどうしようか。
ドリンクメニューを眺める相田の姿を見ながら最善の手立てについて佑奈は思い巡らせていた。