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美女の身影
第18章 流出
『マジカ』『釣りだろ』『かわいいんか?』『妄想乙』

などほぼ信用されていないような言葉が次々に書き込まれていく。

中里は『めちゃくちゃかわいい。普通に壁の向こうから聞こえてくるw』

と書き込んだ。

それに対して『証拠見せろ』『うp』などの反応が返ってくる。

中里は興奮のままスマートフォンを取り出して、録音アプリを開いた。
スマホを壁に密着させて録音ボタンを押した。

『ぁッ・・・ッ!ぁッ・・・あッあッ!』

どんどんヒートアップしているのか、女子大生の喘ぎ声はだんだんと余裕の無い感じになっていく。

男にハメられている最中なのは間違い無さそうだ。
あの美しい女子がどんなコトをされているのか、妄想せずにはいられない。

1分ほど録音してから中里は停止ボタンを押して、ケーブルを繋いでパソコンに音声データを転送した。

イアホンをつけて再生してみる。

実際録音できていた音はかなり小さな音量になってしまっている。音量を最大にしてもかすかに女性の喘ぎ声が聞こえるかという程度だ。

だがそれ以上の録音環境を持ち合わせていないため、それを掲示板にアップした。

中里『貼ったぞ』と書き込むと一気にスレッドが加速する。

『うおおお!』
『マジやん!』
『エロっっっ』
という興奮を示す書き込みもあれば、

『AVの音じゃね』
『小さすぎてよく分からん』
『偽造乙』
というネガティブなことも書き込まれる。


中里としてはあの女子大生の喘ぎ声をネット上にアップしたと言うことに、物凄い背徳感と物凄い興奮を禁じ得なかった。

あれくらいでは特定に繋がる事は何もないので心配には及ばないだろうと中里は思っていた。

自分が立てたスレッドで興奮している連中がいる事が、自分が主役になっているようで嬉しかった。


中里は『どんどん声が大きくなる』『今めちゃくちゃヤラレてる』『何回も見たけどマジでSの可愛さ』など盛り上がり
そうな書き込みを実況して興奮を煽った。

自分の書き込む文章と、スレッドから返ってくる興奮の書き込み、壁の向こうから聞こえてくる喘ぎ声。かなり非日常な体験をしている実感がある。
中里はかつて無いほど興奮し、膨らんだ股間を握りしめた。
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