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美女の身影
第6章 噂の美人
学食にいるほとんどの学生がランチを食べ終わり、大方のグループが3限目の講義まで雑談をする時間帯に差し掛かっていた。

長坂佑奈がいる女子4人組のグループも他愛もない話題に華を咲かせていた。

その四人の元へ一人の男子学生が近づいてくる。
長坂佑奈も男がこちらへと近づいてくるのに気づいた。

二人の目が合う。

佑奈は数秒間を置いてから、口元に笑みを浮かべた。

佑奈「けんと」

佑奈がその男子学生に手を振った。

つられて他の女子3人もその男子学生の方向に振り向いた。

健人「オッス」

「健人くん」「おはよ」という会話が五人の中で行われる。どうやら全員顔見知りらしい。

「あっ、もしかしてユウナのお迎え・・・?笑」

健人「どうせここにいると思ったから」

佑奈「お迎えも来ましたし、そろそろ向かいましょうかねぇ・・・笑」

佑奈がいたずらっぽい笑みを浮かべて
バッグを持ち、食べ終わった食器が載ったトレイを片手で持ち上げた。

佑奈「ごめん、みんなまたあとでね」

「また4限でね」
「いってらっしゃーい笑」

女子3人を残して健人と佑奈は連れ立ってテーブルを後にした。

「ねえ、あのふたりお似合いだと思わない?」

「思う思う!ユウナも何か健人くんの前だと自然だよね」

佑奈と健人の後ろ姿を見て残された女子3人はあれこれ並べ立てた。

ヒールを履いた佑奈より少しだけ背の高い健人。

男子学生の名前は沢松健人。佑奈と同じく、今年この大学に入学した一年生だ。
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