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美女の身影
第21章 夢中(序盤)
夜も更けて来た頃、長坂佑奈は横になるだけと言いながらベッドに寝転がった。

ほどなくして、佑奈がスースーと寝息をかき始めた。

「えっと・・・佑奈ちゃん寝ちゃったけど・・・」

他の4人の男達は皆、目がパッチリと開いている。

「ホントに罰ゲームオッケーなのかな?」

「結構マジなトーンで約束してくれてたぞ・・・」

達之「いや、流石に・・・」

達之は気が進まない体裁を保ちつつも、実際にはドキドキしていた。
酔ってはいたとはいえ、さっき間違い無く彼女は了承していた。
いわば合法的に長坂佑奈の胸を見る権利を得ているのだ。

だが佑奈が4人の男の前で胸をさらけ出すなんてシチュエーションはかなり非現実だ。


「でもさ、今の佑奈ちゃんだったら許してくれそうじゃない?」


「かなりふわふわしてたもんな」


「ていうか、何?起こさずに見るってこと?」


「えっ、俺はそうだと思ってた。落書きも寝てるときにするし」


「ていうか起きてるときに、はいどうぞなんて見せてくれる訳ないわw」


「そりゃそうか!やばw緊張してきた」


「結構飲んでたから、起きないかもw」


全員で佑奈が眠るベッドに近づいていく。


長い睫毛がついた瞼が閉じられていて、本当にぐっすりと眠っている。


仰向けで寝ているので、胸の膨らみが強調されている。
呼吸に合わせてその胸の膨らみがゆっくりと、上下している。


誰かが、ゴクリと唾を飲み込む音が聞こえた。
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