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美女の身影
第24章 危険な誘惑(1)

黒井「・・・・ゆ、佑奈さん・・・?」
手を黒井の膝の上に添えて、至近距離でこっちを見つめてくるあまりにも美形の顔面に黒井はドキドキが止まらなかった。
佑奈の真意が測りきれず黒井は思わず彼女の名前を呼ぶ。
佑奈「・・・黒井さん、あの・・・よければ・・・」
少し頬を赤らめて佑奈は浴衣の襟を正した。その仕草があまりにも艶っぽい。
佑奈「・・・・・私でよければ・・・・その・・・」
黒井「・・・・・・!」
佑奈「・・・黒井さんが好きなことして・・・いいですよ・・・?」
黒井「!!」
佑奈は耳を赤くして自らの浴衣の襟をぎゅっと握りしめていた。さっきまでの余裕の笑みは消え、恥ずかしそうな表情で視線を横に背ける。
黒井は確信を得ていた。胸の高鳴りが止まらない。
黒井「佑奈さん・・・・っ!」
佑奈「・・・・・っ!」
次の瞬間黒井は佑奈の左右の肩を両手で抱き寄せるように掴んでいた。
想像より華奢な彼女の肩周りを掴んでしまった後に、これから自分がしようとしていることの現実感が一気に押し寄せてくる。
正直緊張で気持ちが悪くなってしまいそうなほどだった。
すべてを覚悟したような表情で俯き気味の佑奈と正面から相対する形となる。
この至近距離だと佑奈の長い睫毛が一本一本はっきりと肉眼で確認できる。
黒井の意思とは関係なくどんどん佑奈の顔面が間近に近づいてくる。
佑奈は動いていないが黒井の体が勝手にその美しい顔に吸い寄せられていくのだ。
彼女の美しい顔にピントが合わないくらい近づいた瞬間、2人の唇は重なり合った。
佑奈「・・・・・・・っ」
黒井の感覚が唇に、集中する。
唇から彼女の唇の柔らかい感触がダイレクトに伝わってくる。
黒井「・・・・・!」
瞼を閉じている佑奈の顔面が目の前にあることにまだ実感が湧かなかった。
黒井は彼女の肩を掴んだまま、その場で固まってしまった。
佑奈とキスをしているのだという感動や緊張が入り混じったものが頭の中をぐるぐると駆け回る。
そのまま十数秒が経った頃、部屋の扉をコンコンとノックする音がして、黒井はすぐさま彼女の肩から手を離して顔を遠ざけた。
黒井「は、はい」
仲居「失礼します。お食事が終られましたら、片付けさせていただいてもよろしいでしょうか?」
手を黒井の膝の上に添えて、至近距離でこっちを見つめてくるあまりにも美形の顔面に黒井はドキドキが止まらなかった。
佑奈の真意が測りきれず黒井は思わず彼女の名前を呼ぶ。
佑奈「・・・黒井さん、あの・・・よければ・・・」
少し頬を赤らめて佑奈は浴衣の襟を正した。その仕草があまりにも艶っぽい。
佑奈「・・・・・私でよければ・・・・その・・・」
黒井「・・・・・・!」
佑奈「・・・黒井さんが好きなことして・・・いいですよ・・・?」
黒井「!!」
佑奈は耳を赤くして自らの浴衣の襟をぎゅっと握りしめていた。さっきまでの余裕の笑みは消え、恥ずかしそうな表情で視線を横に背ける。
黒井は確信を得ていた。胸の高鳴りが止まらない。
黒井「佑奈さん・・・・っ!」
佑奈「・・・・・っ!」
次の瞬間黒井は佑奈の左右の肩を両手で抱き寄せるように掴んでいた。
想像より華奢な彼女の肩周りを掴んでしまった後に、これから自分がしようとしていることの現実感が一気に押し寄せてくる。
正直緊張で気持ちが悪くなってしまいそうなほどだった。
すべてを覚悟したような表情で俯き気味の佑奈と正面から相対する形となる。
この至近距離だと佑奈の長い睫毛が一本一本はっきりと肉眼で確認できる。
黒井の意思とは関係なくどんどん佑奈の顔面が間近に近づいてくる。
佑奈は動いていないが黒井の体が勝手にその美しい顔に吸い寄せられていくのだ。
彼女の美しい顔にピントが合わないくらい近づいた瞬間、2人の唇は重なり合った。
佑奈「・・・・・・・っ」
黒井の感覚が唇に、集中する。
唇から彼女の唇の柔らかい感触がダイレクトに伝わってくる。
黒井「・・・・・!」
瞼を閉じている佑奈の顔面が目の前にあることにまだ実感が湧かなかった。
黒井は彼女の肩を掴んだまま、その場で固まってしまった。
佑奈とキスをしているのだという感動や緊張が入り混じったものが頭の中をぐるぐると駆け回る。
そのまま十数秒が経った頃、部屋の扉をコンコンとノックする音がして、黒井はすぐさま彼女の肩から手を離して顔を遠ざけた。
黒井「は、はい」
仲居「失礼します。お食事が終られましたら、片付けさせていただいてもよろしいでしょうか?」

