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第6章 噂の美人

佑奈「・・・・！」

いきなりのキスに一瞬戸惑う佑奈。

しかし佑奈はゆっくりと目を閉じる。
まるで、将起を受け入れるかのように。

将起はキスをしたまま佑奈の顔をこっちへと向かせる。
そして、佑奈の唇を優しく撫でるように、将起は唇を動かし始めた。

やがて将起は舌を佑奈の口の中へと侵入させていく。

佑奈「・・・・・ん・・・・・」

佑奈は嫌がる素振りを見せなかった。
そればかりか、将起の舌を口内へ受け入れていた。

佑奈は舌同士の接触に応じる。

ちゅっ・・・ちゅ・・・ッ

二人の唾液の交換が始まる。
今しがた飲んでいた二人の酒の味が、お互いの口の中で混ざり合う。
佑奈の口内にはほのかに甘いジントニックの味がかすかに残っていた。

将起の手が佑奈に伸びる。

佑奈「ん・・・・ッ」

服の上から佑奈の胸を撫で上げた。

さすがに制止しようと自分の胸元に手を伸ばす佑奈。

だが彼女は将起とのキスを中断する事はしなかった。
むしろ積極的に将起とのキスを受け入れているように見える。

二人は店内のカップルシートで熱い口づけを繰り返していた。