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遠き記憶を染める色【完結】
第30章 波紋
波紋



Z子:ねえねえ…、昨日のテレビ、見た?永島弓子、絶対ウソついてるでしょ。あの女優、今まで散々、年下のイケメンに近づいてさ…。落ち目になると決まって、”その手”で自分の存在アピールしてさー。サダトにはさ、例の変わった性癖持ってたのわかったから、即NG出ししてたんだよ。


Y美:そうそう、それ、絶対だよ。自分からサダトに熱上げて、注目浴びたいからって、結婚も考えてまーす!って…。サプライズでぶちあげちゃったんで、世間体もあるししばらく付き合ってるフリしてようって…。そう言うことでしょ、あの女!


Z子:サダトはアイドルだから、その間、他の芸能人とかとお付き合いなんてそうはできないから…。あの女が映画の大役射止めるまで、飼い殺しにされてたんだよ。かわいそうに。


Y美:だから、今回あんな死に方したサダトがいたたまれなくてさー、他のメンバーが”本当のこと”しゃべったんだって!


A代:でもさあ…、自殺したの、本人で決めたことだし‥。やっぱ、どんな悩みを抱えていようが、自分で命断つの、よくないよ。あまり肯定的になったらいけないと思うけどな…。


Z子:そりゃそうよ。でも、その悩みって、性的なことでしょ?付き合ってた人がそれを知った上でよ、理解すること放っぽリ投げて、自分の人気挽回とかに相手のステータスを利用して…。それ、人間的にサイテーじゃん!まして、二回り近く年上でしょうが、永島は!


A代:…。


***


Y美:今回は芸能リポーター、あのくらいのツッコミでいいって。たぶん…、甲田サダトは永島弓子のこと、本気で愛してたんだと思うんだよね。自分の悩みにも寄り添ってくれてると信じて…。だからさ、永島も世間の目が勘ぐりだって言うんなら、はっきり”事実はこういうことだ”、って明言すればいいのよ!…違う?


A代:まあ、違わないかな…。でも…。


Z子:ううん!Y美の言う通りよ。…自殺した彼を同情だけで擁護するのも問題あるだろうけど、少なくとも、二人の破局が2年前からだたってメンバーの証言が事実かどうかはきちっと釈明すべきよ。それが亡くなった元交際相手の尊厳を守ることでしょうが!


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