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マッチ&マリッジ教師
第1章 ふにん
「あ、あの…」
「はい、ユウジ先生」
「僕…いや、わたしの名前が、どこにもないんですが」
「あ、ユウジ先生のお名前は、当然、ありません」
「え?」
「分掌に所属できるのは、クラス担任および教科担任の教師のみですから」
「じゃ、わたしはいったい何をすれば?」
「…さあ、何をするんでしょうね?」
「はあ?」
僕はふと思いついて、言った。
「あのう、校内の見回りとか、登下校時の生徒の安全を見守るとか…」
「あ、それは各分掌の教師がやりますので、やらないでください。もし、やって、責任問題が生じたとき、責任を持たない教師がその仕事をしていたということになり、ややこしいことになりますから」
『あああああ…』
僕は、第2職員室で途方に暮れた。
女子中学生のお乳尻裸を愛でることはできないわ、やりがいのある仕事はできないわ…。
もちろん、いわゆる月給ドロボーと化して過ごすのもアリだが、それは公務員魂に反する。
午後1時、僕は、午後の休暇届を出して、退勤した。
「はい、ユウジ先生」
「僕…いや、わたしの名前が、どこにもないんですが」
「あ、ユウジ先生のお名前は、当然、ありません」
「え?」
「分掌に所属できるのは、クラス担任および教科担任の教師のみですから」
「じゃ、わたしはいったい何をすれば?」
「…さあ、何をするんでしょうね?」
「はあ?」
僕はふと思いついて、言った。
「あのう、校内の見回りとか、登下校時の生徒の安全を見守るとか…」
「あ、それは各分掌の教師がやりますので、やらないでください。もし、やって、責任問題が生じたとき、責任を持たない教師がその仕事をしていたということになり、ややこしいことになりますから」
『あああああ…』
僕は、第2職員室で途方に暮れた。
女子中学生のお乳尻裸を愛でることはできないわ、やりがいのある仕事はできないわ…。
もちろん、いわゆる月給ドロボーと化して過ごすのもアリだが、それは公務員魂に反する。
午後1時、僕は、午後の休暇届を出して、退勤した。