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マッチ&マリッジ教師
第2章 ふとうこう
その日の昼休み。
校長室で、新任のマッチ&マリッジ教師4名と校長が、会食していた。
テーブル上には、豪華な折り詰め弁当。
(ちなみに僕は、その場に呼ばれず、第2職員室でコンビニおにぎりをほおばっていた)
「じつは…」
と校長が切り出す。
「もう1名、不登校の女子生徒がいるんだが、なかなか説得に応じず登校しようとしない現状で。どなたか、この子の担任を引き受けてもらえないだろうか?」
校長は話し、4人に、2枚ずつ写真を配った。
4人が、上半身裸パンティーずり落ち姿の女子生徒の写真を食い入るように見たのは、いうまでもない。
ただ、大卒のいけ好かない…いや、イケメン2人、キザヤローとチャラヤローは、明らかに面倒くさそうな顔をした。
高卒イケメンの2人、スタコラヤローとコナモンヤローは、ちょっと困ったという表情。
沈黙の後、キザヤローが
「これは、どうやら僕の出番だね?」
とかほざき、名乗り出た。
「それでは、さっそく彼女にテレビ電話をしてくれたまえ。ただ、この子はテレビ電話が嫌いでな。十分に言葉づかいに気を付けないと」
この学校の電話は、すべてテレビ電話方式である。
キザヤローが電話。
「もしもし」
しかし、テレビ映像は真っ黒なまま。
電話口の向こうから、周りに聞こえるような大きな声で
「てめえッ!誰だッ?」
と女子の声がした。
「きみのマッチ&マリッジ担任に立候補した、カケルです。テレビをつけてくれないか?僕の顔を見てくれたまえ。目の覚めるような、超絶イケメン教師だよ?」
すると、テレビが点灯した。イケメンという言葉に引っかかるところが、やはり女子なんだ。
その女子生徒は、キザヤローの顔を見て、少し見惚れたような。
「きみの心を満たしてあげるよ。僕の胸に思いきって、飛び込んできてくれないか?一生、幸せにするよ」
ここぞとばかり、キザヤローが言った。
が。
「…てめえッ!ぶっころすッ!」
キザヤローはビックリして、目を白黒。
これは手に負えない、と言って、4人は全員、担任を辞退した。
校長室で、新任のマッチ&マリッジ教師4名と校長が、会食していた。
テーブル上には、豪華な折り詰め弁当。
(ちなみに僕は、その場に呼ばれず、第2職員室でコンビニおにぎりをほおばっていた)
「じつは…」
と校長が切り出す。
「もう1名、不登校の女子生徒がいるんだが、なかなか説得に応じず登校しようとしない現状で。どなたか、この子の担任を引き受けてもらえないだろうか?」
校長は話し、4人に、2枚ずつ写真を配った。
4人が、上半身裸パンティーずり落ち姿の女子生徒の写真を食い入るように見たのは、いうまでもない。
ただ、大卒のいけ好かない…いや、イケメン2人、キザヤローとチャラヤローは、明らかに面倒くさそうな顔をした。
高卒イケメンの2人、スタコラヤローとコナモンヤローは、ちょっと困ったという表情。
沈黙の後、キザヤローが
「これは、どうやら僕の出番だね?」
とかほざき、名乗り出た。
「それでは、さっそく彼女にテレビ電話をしてくれたまえ。ただ、この子はテレビ電話が嫌いでな。十分に言葉づかいに気を付けないと」
この学校の電話は、すべてテレビ電話方式である。
キザヤローが電話。
「もしもし」
しかし、テレビ映像は真っ黒なまま。
電話口の向こうから、周りに聞こえるような大きな声で
「てめえッ!誰だッ?」
と女子の声がした。
「きみのマッチ&マリッジ担任に立候補した、カケルです。テレビをつけてくれないか?僕の顔を見てくれたまえ。目の覚めるような、超絶イケメン教師だよ?」
すると、テレビが点灯した。イケメンという言葉に引っかかるところが、やはり女子なんだ。
その女子生徒は、キザヤローの顔を見て、少し見惚れたような。
「きみの心を満たしてあげるよ。僕の胸に思いきって、飛び込んできてくれないか?一生、幸せにするよ」
ここぞとばかり、キザヤローが言った。
が。
「…てめえッ!ぶっころすッ!」
キザヤローはビックリして、目を白黒。
これは手に負えない、と言って、4人は全員、担任を辞退した。