この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
single集
第2章 single 2
side A 『恋とは何でしょう?』による きわめて短い session


【熱い唇のタイミングをわざと、ちょっとだけ外して、貴女に囁いてみた。それはまた、別の話になってしまいそうなスリルで…】

「ねえっ!今、アタシが何て言って欲しいのか解る?」
女にテーマを挑まれ、数分の舌の音も乾かないうちに、又もやカラダごとアドリブで持っていかれちまった様な
『愛とはなんでしょう』
どうやら、ずいぶん前から互いに話が噛み合っていないのか?
たびたび陥る会話の妙な隙間にいち早く気付いて、今更わかりきった事を敢えて切り出したかに思えたが…
先に気付いたのは確かに女のほうだ。なし崩しのフレーズでまごまごしている内、いきなり再びまくし立てられ、何の事だかさっぱり解らないまま、その勢いだけが妙に心地よかった。
ジリジリとした女の顔付きさえもが妙にいとおしくって…
「こんな時に、よくもヘラヘラとしてられるわよねっ?」
途端に、心地よさはキーでも何でもない事だけは覚り、ハッとなって硬くなった俺の顔付きを見て取るや否や、女はなおさら激しく切り込んできた。
リズムに追い付けずに(もちろん意味なんて解りようはずもなく)ひたすら表情を硬くしたまま、女と、気配だけはせめて共にしようと精一杯
「都合が悪くなったら、そうっ!すぐだんまりな訳?」
…とりあえず俺のペースは合い出してた…遅ればせながら。

解りきって、チョロいもんだと決めてかかった
『愛とはなんでしょう』
ほんとはだんだん、何だかシックリ来なくなった、このテーマを…ゆっくりゆっくり繰り返すとこから…今になってやりはじめた

「なあ…俺のペースに合わせてくれてるんだよな?…今でも側に…ちゃんと居てくれてるんだよな?」
/4ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ