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異邦人の庭 〜secret garden〜
第7章 コーネリアの娘
「…あ…」
男の熱い唇が、紗耶の頸に狂おしく押し付けられる。
…微かに、その熱い舌先が触れたような気がした。
「…紗耶ちゃん…。
大人のキスをしよう…」
美しい低音の声が、紗耶の鼓膜を艶やかに舐める。
その痺れるような湿った快楽の音色に、ぞくりと華奢な身体を震わせる。
「…千晴お兄ちゃま…」
「…紗耶ちゃん…。
ごめんね…。
紗耶ちゃんのお父様との約束は、守れないかもしれない…」
やや苦しげに微笑まれ、紗耶は首を振っていた。
おずおずと…けれど自ら、千晴の首すじに腕を回す。
…白檀と艶かしいアルデハイドの薫り…
そして、成熟した大人の男の筋肉と骨格の逞しさを肌で感じる。
千晴の、秘められた生々しい熱も…。
紗耶の未成熟な…まだ青い果実が微かにしっとりと潤い始める…。
「…いいの…。
紗耶も…したい…。お兄ちゃまと…」
…大人のキスを…
その掠れた小さな声は、千晴の性急な口づけに荒々しく飲み込まれた…。
男の熱い唇が、紗耶の頸に狂おしく押し付けられる。
…微かに、その熱い舌先が触れたような気がした。
「…紗耶ちゃん…。
大人のキスをしよう…」
美しい低音の声が、紗耶の鼓膜を艶やかに舐める。
その痺れるような湿った快楽の音色に、ぞくりと華奢な身体を震わせる。
「…千晴お兄ちゃま…」
「…紗耶ちゃん…。
ごめんね…。
紗耶ちゃんのお父様との約束は、守れないかもしれない…」
やや苦しげに微笑まれ、紗耶は首を振っていた。
おずおずと…けれど自ら、千晴の首すじに腕を回す。
…白檀と艶かしいアルデハイドの薫り…
そして、成熟した大人の男の筋肉と骨格の逞しさを肌で感じる。
千晴の、秘められた生々しい熱も…。
紗耶の未成熟な…まだ青い果実が微かにしっとりと潤い始める…。
「…いいの…。
紗耶も…したい…。お兄ちゃまと…」
…大人のキスを…
その掠れた小さな声は、千晴の性急な口づけに荒々しく飲み込まれた…。