この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異邦人の庭 〜secret garden〜
第10章 ビーカーとマグカップ 〜甘く苦い恋の記憶〜
藤色の三尺帯が男の手でしなやかに解かれる。
「…いや…はずかし…」
着物の合わせを探る藤木の手を、紫織は思わず抑える。
「…わ、私…」
「…うん?」
「…下着…つけてないの…」
消え入りそうな小さな声で打ち明ける。
「…え?」
榛色の瞳が見開かれる。
羞恥に白い頰を染めながら、藤木を見上げる。
「…海で濡れてしまったから…洗濯して乾かせていただいているの…」
ふっ…と、藤木が艶めいた微笑みを浮かべる。
「…僕もだよ…」
「…先…生…」
そのまま組み敷かれ、藤木がゆっくりと覆い被さる。
…じっくりと、身体を密着させられる。
「…あ…っ…」
紫織は思わず声を上げた。
…紫織の浴衣越しの肉付きの薄い下腹部に、男の熱く硬く兆したものが押し当てられたのだ…。
「…あつ…い…」
初めて肌で感じる男の肉体の生々しさの衝撃に、紫織は口唇を震わせ、切ない吐息を漏らす。
「…いや…はずかし…」
着物の合わせを探る藤木の手を、紫織は思わず抑える。
「…わ、私…」
「…うん?」
「…下着…つけてないの…」
消え入りそうな小さな声で打ち明ける。
「…え?」
榛色の瞳が見開かれる。
羞恥に白い頰を染めながら、藤木を見上げる。
「…海で濡れてしまったから…洗濯して乾かせていただいているの…」
ふっ…と、藤木が艶めいた微笑みを浮かべる。
「…僕もだよ…」
「…先…生…」
そのまま組み敷かれ、藤木がゆっくりと覆い被さる。
…じっくりと、身体を密着させられる。
「…あ…っ…」
紫織は思わず声を上げた。
…紫織の浴衣越しの肉付きの薄い下腹部に、男の熱く硬く兆したものが押し当てられたのだ…。
「…あつ…い…」
初めて肌で感じる男の肉体の生々しさの衝撃に、紫織は口唇を震わせ、切ない吐息を漏らす。