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異邦人の庭 〜secret garden〜
第10章 ビーカーとマグカップ 〜甘く苦い恋の記憶〜
「…紫織…!」
紫織の一途ないじらしい想いが男の情動に火を点けたかのようであった。
顎を掴み、再び激しく濃厚な口づけを繰り返す。
「…んんっ…は…あ…っ…ん…」
互いに愛を貪り合うように、熱く長く甘い口づけを交わす。
口づけの合間に荒々しい息遣いで、藤木が告げる。
「…僕だって、君の何もかもがほしい…」
…だから…
迷いのない言葉が、紫織の鼓膜を震わせた。
「…君を、僕だけのものにするよ…。
君の初めては僕がもらう」
「…先生…」
「…少し…野蛮なことをするかも知れない…。
我慢してくれる…?」
優しく美しい榛色の瞳に、幽かに淫靡で獰猛な官能の色が映し出された…。
…綺麗な色…。
まるで催眠術にかけられたかのように、恍惚とした感情のまま、紫織は頷いた。
「…いいわ…。
先生のしたいようにして…」
紫織の一途ないじらしい想いが男の情動に火を点けたかのようであった。
顎を掴み、再び激しく濃厚な口づけを繰り返す。
「…んんっ…は…あ…っ…ん…」
互いに愛を貪り合うように、熱く長く甘い口づけを交わす。
口づけの合間に荒々しい息遣いで、藤木が告げる。
「…僕だって、君の何もかもがほしい…」
…だから…
迷いのない言葉が、紫織の鼓膜を震わせた。
「…君を、僕だけのものにするよ…。
君の初めては僕がもらう」
「…先生…」
「…少し…野蛮なことをするかも知れない…。
我慢してくれる…?」
優しく美しい榛色の瞳に、幽かに淫靡で獰猛な官能の色が映し出された…。
…綺麗な色…。
まるで催眠術にかけられたかのように、恍惚とした感情のまま、紫織は頷いた。
「…いいわ…。
先生のしたいようにして…」