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異邦人の庭 〜secret garden〜
第17章 secret garden 〜永遠の庭〜
…欲情した男の身体を見るのは初めてだ。

紗耶は驚きと羞恥と…そして、微かに生まれた己れの欲望に、恥入り眼を伏せる。

「…紗耶…。僕を見て…」

藤木の低音の美声に鼓膜を擽ぐられ、恐る恐る視線を上げる。

「…ああ…」

思わず漏れた紗耶の声は、欲望に濡れていた…。

…男の綺麗に日焼けした小麦色の肌は、なめし革のようだった。
藤木は着痩せする身体付きだったのだろう。
その身体には引き締まった美しい筋肉が乗っていた。
五十になったとは思えない、若々しい身体…。
視線は、その身体のすべてに釘付けになる。

…男の下腹部の下生えは意外な程に濃く、まるで夏草のような猛々しさだ。
それは牡の雄々しさを、暗に漂わせていた。
そして、その下に聳えるものは…長大で鋭利な鋒を持つファロスであった。

…紗耶は、男の屹立した性器を目の当たりにするのは初めてだった。
硬質な男根は、禍々しいほどに聳え立ち、その鋒っ先からは、欲望の樹液が滲み出ていた…。

「…紗耶が欲しくて、こうなっている…」
藤木がゆっくりと、身体を重ねる。
膝裏を持たれ、紗耶の脚は荒々しく押し広げられた。

「…ああっ…!いや…あ…」

…そうして、硬く勃ち上がった牡を紗耶の下腹部に押しつけ、卑猥な動きをじっくりと繰り返した。

「…あ…ああっ…」

…その灼熱の塊に、紗耶は身悶えることしかできない…。



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