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異邦人の庭 〜secret garden〜
第17章 secret garden 〜永遠の庭〜
「…ああっ…!いやあ…っ…!」
思わず高い悲鳴が上がり、白い首を仰け反らせる。

…男の牡は、まるで凶器のようだった。

紗耶の未熟な花陰は灼熱のナイフを押し当てられたように焼き付き、激しく痛んだ。
「…ああ…んん…っ…!はあ…ああっ…!」
男の律動の都度、紗耶は悲鳴を上げた。

そんな紗耶を、男は詫びるように甘やかな口づけを贈り、抱きしめる。

「…ごめんね…紗耶…」
自分が痛みを感じているかのように、藤木が端正な貌を歪める。

…けれど嬉しかった。

「…僕だけ、気持ちよくて…ごめん…」
微かな含羞を帯びた言葉…。

「…せんせ…い…。
きもち…いいの…?」
…こんな…未熟な身体で、成熟した男が快感を感じてくれているのだろうかと不安だったからだ。

「…気持ちいいよ…。
まるで…天国にいるみたいだ…」
泣き笑いの表情の美しい榛色の瞳…。

…身体の奥底に受け入れている灼熱の牡が、ゆっくりと動く…。

「…うれし…い…。
きもちよく…なってくれて…」
痛みに震える身体が、次第に弛緩してゆくのが解る。
限界まで開かれた花弁、そして開花したばかりの花陰をみっちりと支配している雄蕊…。
…どれも、ふたりがひとつになれた証拠なのだから…。

「…せんせいと…やっと…ひとつになれて…うれし…い…」
…微かに微笑み、か細い声で囁く。

「…紗耶…!」

藤木が呻くようにその名を呼び、噛み付くように口唇を奪う。

…その先は、嵐のような激しさと、太陽のような情熱で、身体を奪い尽くされ、紗耶はもう何も分からなくなった…。


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