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妖女な幼女【完結】
第3章 カノジョとの始まり
「おじさん…。今日はお母さん、もう家にいると思うんです。さっきのことはちゃんと話したいので、玄関までちょっといいですか?」
「ああ…、じゃあ、挨拶だけね…」
S氏は時計を見て、まだ介護入浴まで少し時間がありそうだということを確認し、ユキコの部屋まで同行することになった…。
ユキコの母は部屋に言た。
ひと通り、ユキコがソツなく先ほどの事情を話すと、化粧の濃い、30代前半くらいの母親が愛想よくS氏に語りかけた。
「…本当に今日はご親切にどうも…。何しろ、蛾と蝶はこの子、失神ものなので…。迷惑をおかけしました。あの…、改めて事務所の方に伺って、お礼させていただきますので…」
「いえ、大したことしてませんので、お気遣いなく…」
結局、この日は玄関先で数分言葉を交わしたかけで、S氏はユキコと別れた。
この日はこれで終わりだった。
ところが、S氏とユキコのカンケーは終わらなかった。
いや、この日が始まりだったと言ってよかった…。
***
ユキコの母親がS氏の事務所にやってきたのはその二日後だった。
しかし、娘の方のユキコはその前日…、つまり”あの出来事”の翌日昼にS氏の事務所を訪れていたのだ。
そして、その時のユキコの話しというか告白に、S氏は驚愕する…。
「…わかった。ユキコちゃん、よく正直に言ってくれたね。ありがとう」
「すいません。私、おじさんにはちゃんと正直に言わなきゃって…。たぶん、明日の午前中にお母さん、ここに来ます。それで、今言った通りの話しになると思います。だから…、よろしくお願いします」
「ユキコちゃん…」
S氏はこれ以上言葉が出なかった…。
これが、この後、長く続くことになる、この事務所での二人によるやりとりの最初だった…。
そして翌日…、ユキコの母親はS氏を訪れ、彼女の話した通りの流れになったなった。
S氏は彼女の”言う通り”にした。
”なんてこった…。ユキコちゃんは明日、来るだろう。しかし、だいじょうぶだろうか…。ちゃんと聞かなくては…”
***
「ああ…、じゃあ、挨拶だけね…」
S氏は時計を見て、まだ介護入浴まで少し時間がありそうだということを確認し、ユキコの部屋まで同行することになった…。
ユキコの母は部屋に言た。
ひと通り、ユキコがソツなく先ほどの事情を話すと、化粧の濃い、30代前半くらいの母親が愛想よくS氏に語りかけた。
「…本当に今日はご親切にどうも…。何しろ、蛾と蝶はこの子、失神ものなので…。迷惑をおかけしました。あの…、改めて事務所の方に伺って、お礼させていただきますので…」
「いえ、大したことしてませんので、お気遣いなく…」
結局、この日は玄関先で数分言葉を交わしたかけで、S氏はユキコと別れた。
この日はこれで終わりだった。
ところが、S氏とユキコのカンケーは終わらなかった。
いや、この日が始まりだったと言ってよかった…。
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ユキコの母親がS氏の事務所にやってきたのはその二日後だった。
しかし、娘の方のユキコはその前日…、つまり”あの出来事”の翌日昼にS氏の事務所を訪れていたのだ。
そして、その時のユキコの話しというか告白に、S氏は驚愕する…。
「…わかった。ユキコちゃん、よく正直に言ってくれたね。ありがとう」
「すいません。私、おじさんにはちゃんと正直に言わなきゃって…。たぶん、明日の午前中にお母さん、ここに来ます。それで、今言った通りの話しになると思います。だから…、よろしくお願いします」
「ユキコちゃん…」
S氏はこれ以上言葉が出なかった…。
これが、この後、長く続くことになる、この事務所での二人によるやりとりの最初だった…。
そして翌日…、ユキコの母親はS氏を訪れ、彼女の話した通りの流れになったなった。
S氏は彼女の”言う通り”にした。
”なんてこった…。ユキコちゃんは明日、来るだろう。しかし、だいじょうぶだろうか…。ちゃんと聞かなくては…”
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