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第1章 ゆきずり①道端

僕は、彼女に、見ていることに気がつかれたと思い、何ごともなくスッとすれ違おうと決意した。
そして。
彼女の歩いているレーンと、僕が歩いているレーンが、鉄道の上り下りのように並んだ。
『よし、このままなら、すれ違える』
そう思った瞬間。

彼女が、渡り線もないのにぐぐっと僕のほうへ舵を切ってきた。
「ああっ…」
そして、彼女と僕は、正面衝突した。
痛たた…と思いきや、その衝突は痛くなかった。
彼女のカラダが、すっぽりと僕の腕の中に収まったからである。

「コウくん～♡ひさしぶり～♡なに、知らないふりをしようとしてるの？」
彼女は、僕の腕の中で顔を上げて、奇怪なことを言った。
「き、きみは…、誰？」
「う～ん？忘れたの～？去年の夏、コウくん♡わたしのカラダにあんなことやそんなことをいっぱいしたじゃない～♡」
「いや、覚えてないけど？」
「えええ～？しらばっくれちゃって～♡わたし、覚えてるよ♡コウくんのおチンポの形～♡」
「え？」
「わたしのアソコの穴の中に入ったコウくんのおちんぽ、すんごい大きくて膨らんでて、とっても気持ちよかった～～♡」
僕は、記憶にまったくないので、目を白黒。
「コウくんが出してくれた白い汁♡わたしの顔にも胸にも、いっぱい浴びせてくれたじゃん～♡あの白い汁、すっごい熱くて火傷しそうだったよ～♡」