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sweet / 狂おしく咲く椿
第4章 初恋のため息
椿さんはその話を終えるとはぁ、とため息をついた。

「そんなことがあったんですか…」

「ええ…、それより、さっき若葉——」

と椿さんが言いかけたとき、お客さんがこちらをちらちら覗いているのが見えた

「ぁ…、ごめんなさい、お客さんが…」

「次はお客として来ますね」

にこっと微笑み軽く会釈すると店の外から出て行った
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