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秒針と時針のように
第1章 gloss-プロローグ-

 例えばの話?



 そんなことには興味ねぇし

 俺は今が幸せならそれでいい。

 拓よりバカかもしんねぇな。

 過去なんて忘れた。

 忘れさせた。

 でも、ダメなんだ。

 あいつから離れられない。

 あのバカから

 俺は一生離れられない。

 これが恋とか愛とか

 馬鹿げた名前なら

 俺はこんな関係でもいいんじゃねぇのって思っちまう。

 悪いか。

 狂ってんのはどっちだろうな。

 惹かれてんのは。
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