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瑠璃色
第11章 Of course,yes!
信じてなかった私がいけなかったのに、ずっと謝り続
ける直人さん。
「もう、本当に大丈夫ですから…もう、謝らないでく
ださい」
「瑠璃…俺さ、さっき鍵とネックレス返されて、何が
何だかわかんなくて…
だけど、最後に俺の事…森山先輩って呼んだの、正直
あれはキツかった。
もう、名前を呼んでもらえないって…
もう、触れる事も出来ないって…
俺にとって瑠璃は、何ものにも代えられない、大切な
存在なんだ。
俺は、瑠璃だけは…もう手放せない。
瑠璃がいないと、俺は生きていけないんだ…」
「それは…大袈裟ですよ…うん…大袈裟です…」
「瑠璃…また、俺のとこに戻ってきてくれないか?
もう、瑠璃の為にとか、心配させたくないからとか…
そんな事で隠し事は絶対しない。
不安にさせるような事は、もうしない!約束する!!
だから…俺の傍にいてほしいんだ」
「こんな…男みたいな私でもいいんですか?」
「髪の長さなんて、そんなの関係ない…
俺は、瑠璃の外見に惚れた訳じゃないんだから」
「私…直人さんの彼女に…戻りたい、です…」
「瑠璃…辛い思いさせてごめんな…」
淵上が言ってくれてた通り、ちゃんと、二人向き合っ
て話せてよかった。
これって、淵上のお陰だよね!
やっぱり、淵上って…あいつが言ってた通り、愛の
救世主?なのかもね…笑