この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
瑠璃色
第2章 誤解
「ハーッ…もう朝か…学校…行きたくないな…」
モヤモヤした気持ちを抱えたまま、学校に行く私。
「おはよう、瑠璃」
「あっ…真美、おはよう…」
「何かあった?元気ないじゃん…てか、ちょっと
怒ってる?」
「それがさ、昨日…外で政則に会った…」
「へー…久々じゃない?遊びに行ったの?」
「…女と居た…」
「はーっ? 女? 何それ」
「その子に、私の事、友達って…紹介した」
「嘘でしょ?」
「私達、いつの間にか終わってたみたい」
「サイテー! 私、龍一に聞いてみるよ」
「もう…どうでもいいよ」
「瑠璃…」
こうなったら、勉強に集中して、就職に向けて
頑張ろう…
ー数日後ー
「瑠璃、あいつ、マジで最低だよ!」
「真美、そんなに怒って…クスクスッ…何があったの?」
「瑠璃の事、ある事ない事言いまわってるみたい…
私、悔しい!龍一も呆れてたよ…」
「……」
「あんな男、別れてよかったんだよ!瑠璃が見たって
言ってた子、結局あいつの事振ったらしくてさ…
まっ、当たり前っちゃ当たり前! それ、根に持って
るみたいで…自分が蒔いた種なのにさっ。
それで、あれこれ言ってるみたいだよ!」
「……」