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瑠璃色
第2章 誤解


政則、そんな男じゃないと思ってたのに…

「あっ…なぁ、アイツじゃない? クスクスッ」

キョロキョロしてみる。
周りを見てみるけど、別に誰もいないよね…
んっ? 何? もしかして私の事?
ずっとこっちの方を見て笑ってるんだよね?
何か、すっごく嫌な感じなんだけど。

「ねぇ真美…さっきから、私達なのかな?
笑われてる気がするんだけど、気のせい?」
「私もそれ思ってた…もう行こう!」

あんな風に笑われる事なんて、してないもんな…私

「うんっ…」

そんな時、聞き覚えのある声が

「もうマジでさ、アイツ全然面白くないの!
話は盛り上がらないし、一緒に居ても、全然、もう超
楽しくなくてさ…付き合っててもいい事なし!
しかも、ウケるのがさ…アイツ、マグロだよ!
寝てるだけでさ、全然気持ちよくないのよ…
感度もイマイチだし、こっちが萎えるって」

ツカ、ツカ、ツカ… バチ―ンッ!!

「ハッ?…ま…み…?」

怒りで爆発しそうな私は、無言で政則に近付き
殴ってやる!と、右手を振り上げた…のに?!
私の横で、鬼の形相をした真美が政則をビンタ 笑




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