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瑠璃色
第2章 誤解


「あんた、いい加減にしなよ!見苦しい…
あんたみたいな下衆男、誰も相手にしないよ!もっと
自分の事見てみな…どんだけ下衆なのかわかるから!
まっ、あんたにはわからないか…
瑠璃は、あんたと付き合ってあげてたんだよ!
もうこれ以上、瑠璃の事、ある事ない事言い回ったら
名誉毀損で訴えるからね…覚悟しなよ!」

真美は、政則の傍にいる人たちを見ると

「あんた達もさ、こんな事聞いて楽しいの?
これ聞いて、笑って、陰でまた話して…コイツと同類
だね、あんた達も。
少しでも悪いって思うなら、この話で笑ってる奴ら
まだ話題にしてる奴らに、その話は嘘だって…作り話
だって教えてやって!
ここにいる、下衆男が全て悪いって…」

「…真美…グスン…」
「さっ、瑠璃行こう!瑠璃は、堂々としてていいんだ
よ…ニコッ 何も、悪い事してないんだもん…
下向かないで、上を向いていこう!
しかし、あんな男、よくこの世の中に存在してたよね
ここまでくると、瑠璃、よくあんな男と付き合ったっ
て、尊敬しちゃう 笑」

「真美…ありがとう…ウッ…ありがとう…」


人の噂も75日…って聞くよね…
あれから一年過ぎても、私を見てクスクス笑っている
人がいるのが現実で。

この現実から逃げたい…
この場所から離れて、遠くに行きたい…
そう思ってる私がいるのもまた現実で。




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