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瑠璃色
第2章 誤解


「何だ、あいつ・・・」
「ねぇ…今の人って…」

「あー、俺んちの隣に住んでる幼なじみ」
「てか、あの人…たぶん…泣いてた」

「ハッ?プッ・・・何だよ、んな訳ないじゃん!何
言ってんだよ・・・何で泣くんだよ・・・」
「あの人…私が彼女だって勘違いしたんだと思う…
早く誤解を解いてあげなよ!!」

「ハハハッ・・・誤解? てか、あいつもう結婚する
んだぜ!何の誤解だよ・・・ウケる ハハハッ」
「……」

「今日は遅くまで買物付き合わせて悪かったな!
ありがとう・・・じゃ、お疲れ!!」

バタンッ…パタパタパタッ… ガサガサ…
フーッ…ドサッ…

ベッドにダイブし目を瞑ると…さっきの彼女の顔が
浮かんでくる。
彼女…泣いてたよね?あれは絶対そうだよ…
どうしよう…私は彼女じゃないのに。

彼女、大丈夫かな…




バタンッ…タッタッタッタッ…

ハッ???
慌ててドアを開けて外を見れば、走っていく淵上の姿
やっぱり、さっきの人って彼女だったんだ…
どうしよう…私のせいで、誤解させてしまったんだ…

昔の、政則の事が頭に浮かぶ。
あの時は…私、付き合ってて彼女だったから言えたん
だよね。
だけど、さっきの人、私に何も言わず謝ってきて…
彼女じゃないの?とっても綺麗な人だったなぁ。

ハーッ…やっぱり、あの涙気になるよ。
あの二人、地元で何かあったんじゃないかって。

彼女の姿が、頭から離れない…




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