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瑠璃色
第3章 恋愛の神様
会社からは結構離れたお店
「会社の奴が来たらゆっくり出来ないからな! 笑」
その言葉に、ちゃんと話をしようとしてくれてる?
って、思う私と…一緒にいるのを見られるのがマズイ
?って思う私と…
つい、色んな事が頭の中をグルグル…
そんな事考える私がおかしいんだよね?
だって、言われたじゃん!先輩だから心配するって…
そう、私達は単なる先輩と後輩。
それ以上でも、それ以下でもない
「フフッ…」本当、私ってバカな奴
「ん? 何かおかしい事あったか?」
「あっ…いえ、すみません…
このお店、いいですね…何だか落ち着きます」
「だろ?飯も美味いし、雰囲気もなかなかだし…
まさに、落ち着くんだよ」
「このお店、どうやって知ったんですか?誰かに聞い
たとか?」
「イヤッ、俺が自分で見つけたんだ。俺、こっちに
出てきて、自炊なんて全く出来なくて ハハハッ…
店探しばっかやってた。
自分が落ち着いて、ゆっくり出来る店見つけたくて
あっちこっち行ったけど、ここが一番だった。
さすがに、ちょこちょこ一人で来ると、女将さんに
覚えられて…5年位通ってるとさ、彼女の一人でも
連れて来いって。
川崎、悪い…もしかしたら、彼女と思われるかも
知れないけど許してな!」
「フフッ…まさか…私を見て彼女なんて…そんな事、思
わないですよ…」
「……そう…かっ?」