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瑠璃色
第3章 恋愛の神様


その後、本部さん二人と、教室長である杉本さんと
直人さんの四人は、飲みに行ったようだった。
明日も午前中からだし、さっさと寝よう…

「じゃ、お疲れ!」

淵上と別れ、部屋へと入る。

「本部の女の人、きれいな人だったなー…」

ふと、口からその言葉が漏れると、スーッと頬に伝う
モノ。

「ハハハッ…何で?笑っちゃう…」

何で涙が出るんだろう…
あーっ、そっか! やっぱり私って、直人さんが好き
なんだ。
恋愛経験、皆無に近い私…こんな事で涙が出るなんて
どんだけ乙女なのよ…
一人で強く生きていくって、思ってたのに、いつの間
にか好きになってて、気付いた時には、失恋…
笑っちゃうよー…ホント、笑えて涙が出ちゃう…

あの二人、お似合いだったなっ…
絵になる二人!素敵なカップル!!
直人さん、やっぱり彼女いたんだ…
今、わかってよかった。

よーし、今日は勝手に、一人失恋パーティーだ!
パーッと飲んでやるー!!

それで、今日までの私とは…
さよならしよう。




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