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瑠璃色
第6章 お互いの気持ち
ケーキを食べる事が出来なかった私達は、そのまま
持ち帰る事にした。
外に出ると…やっぱり寒い。
「ハーッ…」
両手を口元に持っていき、あったかい息をかける…
ギュッ…
「/////」
「これで、あったかいだろう?/////」
「うんっ…//////」
直人さんの手、あったかいな/////
私の右手だけじゃなく、体、全部があったまっていく
心も、ポカポカになっていく…
「瑠璃、誕生日が終わるまで、もう少しあるからさ…
よかったら、俺ん家でケーキ食べないか?」
「えっ?/////」
「あっ/////…何かしようとか、そんな事思ってねー
から!」
「クスクスッ…行きたいです、直人さんの家////」
「よしっ、じゃ行こう!」
「コクンッ…/////」
タクシーで直人さんの家へ
「どうぞ!」
「おじゃまします…/////」
「適当に座ってろ、皿とか出すから」
「あっ、私もします…お手伝いします!」
「いいから、いいから…ここの部屋に入れたのって
お前が初なんだよね…////だからさ、準備するって
言っても実は何もなくて…。
ケーキを食べるフォークもないんだ…マジで悪いな!
割りばしでもいいか? コンビニのだけど…」
「プッ…全然OKです。何か、こういうの…私、好き
だな クスクスッ 楽しいです!」
「そうか?でも悪いな…せっかくのバースデーケーキ
を割りばしでなんてなっ」
「今日のこの事…いつか二人で、思い出して笑い合い
たいです」
「瑠璃…」
ギュッ…
「////直人さん…////」