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瑠璃色
第7章 duplicate key
年が明けた。
お正月ムード…ないない!
受験生のみんなは、お正月なんてない。
私達も一緒に頑張るんだ!
受験生みんなが、目標としてる学校に、合格出来ます
ように…
クリスマス、そして、私の誕生日の日にお付き合いを
するようになった私達。
実は、あの日からゆっくり会えてない…グスン
忘年会があったけど、他のスタッフもいる中、ずっと
一緒に居られる訳もなく…冬期の忙しさもあり、結構
疲れていた。
ただ、翌日淵上から…「よかったじゃん!」って、
すっごくニヤニヤした顔で言われた事だけは、ハッ
キリ覚えてる。
淵上の方は上手く進んでるのかなー…
慌ただしい冬休みもあっという間に終わり、三学期が
スタートした!
直人さんは、上司の杉本さんと打ち合わせ?
二人で一緒にいる事が多くなった。
年末から、保護者の電話も多くなり、その対応にも
追われていた。
やっぱり、上の人達は大変だな…
こんな大変な時期に、辞めさせて欲しいと言ってた私
知らなかったとは言え、本当、大迷惑な話だっただろ
うな…
それなのに、杉本さんは私に強く言う事も、呆れる事
もなく…優しく見守ってくれて…
私って、上司や同僚に恵まれてるって、本当に心から
思えるよ。