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瑠璃色
第9章 光が消えた時
6月になった。
今月は、直人さんの誕生日!何をプレゼントしようか
ずっと考えてる。
メールでも、もうすぐ落ち着くから、そしたらゆっく
り会おうって…
もう、直人さん不足がハンパなくて…
会えた時、どうなっちゃうんだろう…////
「瑠璃さーん、聞いてくださいよー!!」
「あっ、由季子ちゃん…どうしたの?」
「私…この前また、直人君と二人で飲みに行ったんで
す…/////」
「えっ?」
「何か、直人君…今まで抑えていた事、私に色々話し
てくれて…」
「抑えてる…事?」
「彼女ですよ…カ、ノ、ジョ!!」
「……」
「直人君、何か無理して付き合ってるみたいで…
彼女が可哀想だから、別れられないって。
昔、辛い思いしてるから、自分から別れようって言え
ないって…
だけど、それって彼女に対しても失礼ですよね!
ちゃんと言ってあげればいいのに…
最近、ゆっくり会ってないから、それで、わかって
くれたらいいけどって。
こんな事、言っていいかわかんないですけど…
瑠璃さんだけに言いますね!
何か、相性がよくないって…エッチがイマイチみたい
ですよ!」
「……」
「あっ…じゃ、私仕事に戻りますね… ニコッ」
「……」