この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
瑠璃色
第10章 愛の救世主
秀俊side
直人さんと川崎が話しをすると言って、二人で出て
行く姿を、あの女がチラチラ見ていた。
オイオイ・・・また何かしでかすつもりか?
少し時間を置いて、あの女も出て行くと、俺はあの女
の後ろからついて行く。
ある喫茶店、外から中を覗き込みニヤニヤしてる・・
あぁ、やっぱり・・やっぱり、コイツだったんだな。
数分後、動き出した性悪女は・・・なんと、店の中へ
入って行ったんだ。
・・・嘘だろ?!
その数分後、店の中から出てきたのは・・川崎だった
急ぎ足の川崎は、停まってたタクシーに乗り込み走り
去る。
俺は悩む事なく・・・あいつを追いかける。
タクシーに乗り込むと
「前のタクシーを追ってください」
俺って・・・探偵?刑事?テレビでしか聞いた事ない
このセリフ・・・サラッと言っちゃった! 笑
新しいとも古いとも言えない、ビジネスホテル前。
あいつは、中へと入って行く・・・
俺もタクシーを降り、ホテルへと向かう。
フロントに行くと、名前を名乗り、あいつの名前を
言って、ロビーで待ってると伝えるように頼んだ。
慌ててやって来た川崎に「おぅ!」と、声を掛ける
と・・・
俺の事、ストーカー呼ばわり!
ハハハッ・・・ったくよー