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リップ・エレクト【完結】
第2章 約束に向かって…♡
「課長…。明日、二課の方針が決まったら、僕をレジェンヌプロジェクトのチーフに据えてくれませんか?」
「えっ…?でも今の想定だと、あなたの案がそのままレールに乗るってことになると思うから、当然レジェンヌ戦略は風間君が課をリードする形になるでしょうけど…。通常のPTなら、課長の私が責任者で企画発案者がチーフってことでもいいけど、今回は課を挙げての新商品ものよ。一応、慣例では課長補佐か主任が発案者の間に入る…。たぶん、この慣例を崩すとなれば、課内に波風が立つわよ」
「そこは課長が抑えてください。…オレはこのプロジェクトを必ず成功させて、あなたの作り上げたレジェンヌをヒット商品にするつもりなんです。あなたとオレでグイグイ引っ張っていかないと、各支社毎、個別に統括するとなれば、現場の肌感を常に感じながら、リアルタイムでの軌道調整が不可欠です。そこはオレがじゃないと意味がない。即決を妨げる意思決定のクッションが入っては、キャンペーン進行の微調整時期を誤ります。それが、今回のプロジェクトでは命とりになるんですよ!」
「…」
アキは即答を避け、しばし考えを巡らせていた…。
「えっ…?でも今の想定だと、あなたの案がそのままレールに乗るってことになると思うから、当然レジェンヌ戦略は風間君が課をリードする形になるでしょうけど…。通常のPTなら、課長の私が責任者で企画発案者がチーフってことでもいいけど、今回は課を挙げての新商品ものよ。一応、慣例では課長補佐か主任が発案者の間に入る…。たぶん、この慣例を崩すとなれば、課内に波風が立つわよ」
「そこは課長が抑えてください。…オレはこのプロジェクトを必ず成功させて、あなたの作り上げたレジェンヌをヒット商品にするつもりなんです。あなたとオレでグイグイ引っ張っていかないと、各支社毎、個別に統括するとなれば、現場の肌感を常に感じながら、リアルタイムでの軌道調整が不可欠です。そこはオレがじゃないと意味がない。即決を妨げる意思決定のクッションが入っては、キャンペーン進行の微調整時期を誤ります。それが、今回のプロジェクトでは命とりになるんですよ!」
「…」
アキは即答を避け、しばし考えを巡らせていた…。