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リップ・エレクト【完結】
第3章 困った症状💖
まだ明るいうちに自宅へ戻ったトシヤは、リビングの床に力なくしゃがみ込むと、右手の中にあったスマホの画像をほぼ無意識にアキのリップショットに切り替えた。
ここでどっと目が潤み、一滴、涙が頬を伝わり落ちた。
”はは…、どう考えても今回はオレの落ち度だ。ただでさえ、ヒラの一PT発案者が全支社に指示出しってんで、本社内でも非難に晒されてるし。ここで上の判断を先読みで北九州支社に軌道修正を出したとあっては、レジェンヌPT撤廃の声だって上がるだろうし、下手したら中原課長も責任が問われる…”
トシヤはモームーンでポーズ撮りした”彼女”の唇に涙目の視線を落としながら、頭を整理していた。
とは言え…、やはり、実物でなくとも”困った症状”はしっかり催していたが…。
ここでどっと目が潤み、一滴、涙が頬を伝わり落ちた。
”はは…、どう考えても今回はオレの落ち度だ。ただでさえ、ヒラの一PT発案者が全支社に指示出しってんで、本社内でも非難に晒されてるし。ここで上の判断を先読みで北九州支社に軌道修正を出したとあっては、レジェンヌPT撤廃の声だって上がるだろうし、下手したら中原課長も責任が問われる…”
トシヤはモームーンでポーズ撮りした”彼女”の唇に涙目の視線を落としながら、頭を整理していた。
とは言え…、やはり、実物でなくとも”困った症状”はしっかり催していたが…。