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リップ・エレクト【完結】
第4章 二人三脚で再び
11月半ばになると、いよいよ、レジェンヌの試供品モニターキャンペーンは佳境に達し、全国の若い女性層を中心として、厚手のたらこ唇女子によるサイトまで誕生…。


水面下の”世の中”では、もはや”厚手の唇”を持つ女性を美しくリバースする魔法のスティック、”レジェンヌ”市場降臨を待望するムーブメントが、その輪郭を現し始めていたのだった…。


「風間君…、いよいよ各支社のモニターのお披露目よ。その際の各支社の趣向はあなたの報告通り、そのままでいきましょ。それで…」


「はい…、本社HPでのポーズショットの女性ですね。そのお披露目の方ですが…、先週からそのタイトルキャッチを”ミス・ミステリアス”レジェンヌ”という、それこそ本物のレジェンヌ試供品で紅書きした文字画像でアップしてます。アクセスもどっと増え、SNSじゃあ、新商品販売を見越したイメージキャラクターだという声が多数を占めてますよ」


「うん…、要はあの唇の主、芸能人やタレントでしょうって…。私もさらっと目についたところじゃあ、○○××子とか××○○美とか…。そうそうたるところが次々とでしょ…。それで、どうなのかな…。私の顔はなしってことで‥」


「…」


「だって、さすがにここまでの展開は予想してなかったから…。下手に”何だ、自分とこのOLかよ、こんな顔でミスレジェンヌって、笑っちゃうわー”、とかってなったら、せっかくここまでやってこれたのに、逆効果でしょ…」


アキはレジェンヌPTチーフ、風間トシヤに半ば訴えるようだった…。



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