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リップ・エレクト【完結】
第4章 二人三脚で再び
再約束の果たされた夜
その夜…。
アキはトシヤの部屋に入って、まずは目が点になった。
リビングテーブルの上には、数十本のレジェンヌ試供品が垂直に立てられて並べられていたのだ。
「…課長、”あの時”も言ったと思いますが、このレジェンヌには世の男性をエレクトさせられるような、そんなそそる口紅への投影願望を抱いていました。それが、僕の原点なんです。そしてその願いは、レジェンヌプロジェクト推進の間もずっとでしたし、今もそれは変わらない。今日は、これを目にしながら、いや‥、”こいつら”に見られながら、オレと抱きあうんです?できますか?」
「ええ‥。まあ…」
トシヤが”その思い”をずっと持ち続けていたのは、アキも承知はしていたのだが、さすがにいきなり自分が誕生させたリップを勃起したチンポに見立てて何十本もおっ起てられたのを目の当たりにすると、彼女はちょっと腰が引ける思いだった…。
***
「…まず、レジェンヌをオレの見てるここで、たっぷり塗ってもらいますが、その前に服を全部脱いでください。それで、オレの正面に立って気をつけの姿勢で…」
「…」
トシヤは上着を脱いで、ベッドの上に腰を下ろした。
「あのう…、いきなりって言うのは…」
それはトシヤもかつて耳にしたことない、とても弱々しい口調で、アキは目を伏せていた…。
「課長、いいですねえ…。要はウブなですよ、中原アキという厚手唇女子は…。普段はキャリアウーマンでもね。オレはそんなの、初対面の時から見切ってましたから…」
「…あまり、意地悪しないで」
「いえ…、いじめたくなりますねえ…。こっちは散々我慢してきたんだ。あんたが颯爽と風を切って歩いて香水の匂いをまき散らせば、それだけでチンポがおっ起つんですよ。椅子に座って、足を組んだ太ももが目に入ったときもしかりだ。その瞬間、勃起です。オフィスで仕事中も、アンタのおかげでこっちは年中ズボンの中を膨らましてる有様だった」
「…」
その夜…。
アキはトシヤの部屋に入って、まずは目が点になった。
リビングテーブルの上には、数十本のレジェンヌ試供品が垂直に立てられて並べられていたのだ。
「…課長、”あの時”も言ったと思いますが、このレジェンヌには世の男性をエレクトさせられるような、そんなそそる口紅への投影願望を抱いていました。それが、僕の原点なんです。そしてその願いは、レジェンヌプロジェクト推進の間もずっとでしたし、今もそれは変わらない。今日は、これを目にしながら、いや‥、”こいつら”に見られながら、オレと抱きあうんです?できますか?」
「ええ‥。まあ…」
トシヤが”その思い”をずっと持ち続けていたのは、アキも承知はしていたのだが、さすがにいきなり自分が誕生させたリップを勃起したチンポに見立てて何十本もおっ起てられたのを目の当たりにすると、彼女はちょっと腰が引ける思いだった…。
***
「…まず、レジェンヌをオレの見てるここで、たっぷり塗ってもらいますが、その前に服を全部脱いでください。それで、オレの正面に立って気をつけの姿勢で…」
「…」
トシヤは上着を脱いで、ベッドの上に腰を下ろした。
「あのう…、いきなりって言うのは…」
それはトシヤもかつて耳にしたことない、とても弱々しい口調で、アキは目を伏せていた…。
「課長、いいですねえ…。要はウブなですよ、中原アキという厚手唇女子は…。普段はキャリアウーマンでもね。オレはそんなの、初対面の時から見切ってましたから…」
「…あまり、意地悪しないで」
「いえ…、いじめたくなりますねえ…。こっちは散々我慢してきたんだ。あんたが颯爽と風を切って歩いて香水の匂いをまき散らせば、それだけでチンポがおっ起つんですよ。椅子に座って、足を組んだ太ももが目に入ったときもしかりだ。その瞬間、勃起です。オフィスで仕事中も、アンタのおかげでこっちは年中ズボンの中を膨らましてる有様だった」
「…」