この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Gemini
第9章 溺れる体
ノアはついでだからと自分もシャワーを浴びてから出ると言って、私を先に浴室から出してくれた。
下着も着替えも用意しないで運んでもらったから、きっと気を使ってくれたんだと思う。
自分の部屋に戻り、急いで着替えをしている最中にインターフォンが鳴った。
嫌な予感しかしない。
カメラを見るとやっぱりルカだった。
ふぅぅっと息を吐いて対応を考える。
ノアはまだシャワーを浴びてる。
こんな状況じゃ、またケンカになりそう。いや、なるに違いない。
浴室のドアをノックする。
「大変…ルカが来ちゃった」
「そう。ちょっと待ってね」
服を着て、濡れた髪をタオルで拭きながら出てきた。
「あれ?ルカは?」
「外だよ、まだそこにいるみたい」
コソコソと話してる私とは対照的に、ノアは呑気なものだった。
「入れてあげないの?」
愉快そうに笑うノア。
「だってそんな…」
「かわいそうな弟」
「もぉ!だって…またケンカとか…」
「大丈夫だよ。………多分ね。」
ノアがそう言うから、私はドアを開けることにした。
「まーた、髪乾かしてないのか?」
入るなり私の髪に触れた次の瞬間、同じく濡れた髪のノアに気づいてルカの表情が変わった。
「やっぱりな。そういうことかよ」
「ちゃんと勉強したよね?」
「う…うん…」
ルカはうつむいた私のことを抱き寄せた。
「ノアばっか、ずるくね?」
ルカは私の顔を自分に向けると、ノアの目の前でキスしてきた。さっきお風呂でノアとキスしたばっかなのに、今度はルカと。
でも私の戸惑いや快感をつぶさに感じ取ってくれる、ルカの優しいキスも大好きなんだ。
閉じていた目を開けるとルカはノアみたいに穏やかに微笑んでた。
下着も着替えも用意しないで運んでもらったから、きっと気を使ってくれたんだと思う。
自分の部屋に戻り、急いで着替えをしている最中にインターフォンが鳴った。
嫌な予感しかしない。
カメラを見るとやっぱりルカだった。
ふぅぅっと息を吐いて対応を考える。
ノアはまだシャワーを浴びてる。
こんな状況じゃ、またケンカになりそう。いや、なるに違いない。
浴室のドアをノックする。
「大変…ルカが来ちゃった」
「そう。ちょっと待ってね」
服を着て、濡れた髪をタオルで拭きながら出てきた。
「あれ?ルカは?」
「外だよ、まだそこにいるみたい」
コソコソと話してる私とは対照的に、ノアは呑気なものだった。
「入れてあげないの?」
愉快そうに笑うノア。
「だってそんな…」
「かわいそうな弟」
「もぉ!だって…またケンカとか…」
「大丈夫だよ。………多分ね。」
ノアがそう言うから、私はドアを開けることにした。
「まーた、髪乾かしてないのか?」
入るなり私の髪に触れた次の瞬間、同じく濡れた髪のノアに気づいてルカの表情が変わった。
「やっぱりな。そういうことかよ」
「ちゃんと勉強したよね?」
「う…うん…」
ルカはうつむいた私のことを抱き寄せた。
「ノアばっか、ずるくね?」
ルカは私の顔を自分に向けると、ノアの目の前でキスしてきた。さっきお風呂でノアとキスしたばっかなのに、今度はルカと。
でも私の戸惑いや快感をつぶさに感じ取ってくれる、ルカの優しいキスも大好きなんだ。
閉じていた目を開けるとルカはノアみたいに穏やかに微笑んでた。