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Gemini
第9章 溺れる体
「体、洗ったばっかなんだよな?」
両胸を鷲掴みにしながら、乳首を舌で弄ってるルカ。

私に聞いても返事ができないから、ノアが代わりに答えた。
「そうだよ、俺が髪から全部洗ったからな」
ノアは耳の中に舌を入れたり、耳たぶをなぞったり、とにかく耳ばっかり弄る。

「へぇ、その割にエロい匂いがしてるけど?」

「もう濡らしてるの?」

「やぁ…ぁん……やめ…て……っんん…」

自分でもなんとなく気づいていた。汗かと思ってたけど、やっぱり…。ジンジンと脈打つみたいになってるクリトリスを、触って欲しくて仕方がない。

「クリット、こうされるのと、こうされるの、どっちが気持ちいい?」
ルカはクリトリスに見立てた乳首を舌先で転がしたり、吸いながら弾いたりしている。

「俺も聞きたいな。ほら、よく見て。」
ノアが私の頭を押し上げて、胸をムギュッと掴んでるルカの顔が見えるようにした。

「やっ…恥ずかしいっ!」

「教えてよ。これ…?それとも、こっち?」
2人が私の顔を見つめている。それなのに、体がピクピクと気持ちよさをあからさまに伝えてしまう。

「答えて、カナデ」
耳元のノアの声。私は答えるしかない。

「どっ…どっちも……好き…気持ちいいっ…」

「欲張り」
ノアの囁きは私にとって魔法の言葉だ。

全身に鳥肌が広がる。
ルカはいやらしい音を立てながら、両方の乳首を嫌というほど舐めて弾いている。

「ぁあ……あっ…恥ずかし……はぅっ…」

まるでクリトリスを舐められてるような錯覚。
乳首を弄られてるのに、快感の欠片が集まってくる。
(このままじゃ…)

「ねぇ、カナデ。今日何回イッたんだっけ?」

(だめっ…そんなことルカに聞かせないで…)
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