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Gemini
第10章 20cm
[ 今日はどうもありがとう ]
ウサギがサンキュって言ってるスタンプと一緒にラインを送った。

[ もう着いた? ]
[ まだ駅から歩いてる途中 ]
[ 転ばないように ]

[ トリートメント、すごくいい感じかも ]
[ よかった ]
[ 触り心地がいい!! ]
[ 気合い入れたから ]

今度はお金払わないと…って打ってる途中で、和樹からのメッセージが届いた。
[ また、髪やらせて ]
[ うん。お願いします ]

[ 好きだから ]

「えぇっ?!」
慌ててスマホを落としそうになる。
(なんて答えればいいの?)
パニックになって歩道のど真ん中で立ち止まってしまった。

[ 奏の髪 ]

何も返せずにいる間に、言葉の続きがきた。

(どういうこと?)
一人で勝手に振り回され過ぎて、返す言葉が見つからない。

とりあえず家に向かうしかない。
スマホとにらめっこしながら歩き出す。

[ 家まであとどれ位? ]


突然普通の質問。
でも、これならすぐに答えられる。

[ 5分くらいかな ]

[ 作ってくれたやつうまかった ]
[ よかった ]

[ ほとんどチビに食われてたけど ]
[ 友樹くん?今度はもっといっぱい焼いてくね ]

[ 1週間後くらいでどう? ]
[ 本当にいいの? ]
[ いいよ ]

[ じゃ、来週の月曜日で平気? ]
[ いつでも平気だから ]
お互いに送ったメッセージがほぼ同時に届いた。

[ 月曜日で ]
[ うん ]

[ もうマンション着いたよ ]
[ じゃあまた ]
[ うん、ありがと ]

鍵を開けて部屋に入るとママはまだ帰ってなかった。玄関にある鏡で全身を映してみる。

クルンと巻かれた毛先に触れて、また胸がきゅっとなった。
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