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Gemini
第10章 20cm
「欲しいだろ?」

「それ…痛くない?」

「痛いわけねーだろ。気に入るよきっと。」

「じゃ…欲し…い…」

「ここでイッてからな。まだおあずけ。」
ルカは私の体を自分の方に向けると、真正面からクリトリスを口の中に入れてしまった。

「ぁあ…あったかぃ…うぅぅうっ…ゃあ…」
舌だけでも十分気持ちよくて立っていられなくなりそうなのに、おしりの入口をグニュグニュする指のせいで余計にがくがくしてしちゃう。

膝が曲がってずり落ちそうになっても、ルカの指も舌も動きを止めてはくれなかった。

結局立ったまま、体がピクンと跳ねた。ルカのキスがクリトリスから移動して行って、また後ろ向きにされる。ローションがピチュッとおしりの中に入れられたのが分かる。

ヌッチュ…ヌッチュ…って、ネバネバする音をたてながら指が抜き差しされる。
「ふぅっ……んっぁあっ……」

「もう一個入れとこ」

ヌルヌルになってるところを滑るようにして入れられて、もっとローションを注がれた。
「んんっ……はぁっ…」

あまりに膝がカクカクしてたのか、ルカが優しく問いかけた。
「ここ座るか?」

確かに、立ってるのは限界だった。
お湯の張ってない浴槽の壁沿いに座ると、ルカが私の片足を持って縁にのせた。

(ぁあ…丸見えだ…)
でも恥ずかしさよりも、疼くように熱い体をもっと弄って欲しかった。この間みたいに、ぐったりして動けなくなるくらいに。

ルカが手に持ってたのはカラフルなドラムスティックみたいな棒だった。
その先でおしりの穴の周りをなぞったりつついたりされるだけで、なぜだかゾクゾクして鳥肌がたった。

「なに?誘ってんの?かわいいな」

ヒクヒクしちゃうのは無意識なのに、またルカが意地悪を言い出した。
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