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Gemini
第10章 20cm
プツッ…

そのスティックの先がおしりの中に少しだけ差し込まれた。
先は指よりも細いから受け入れるのは簡単だった。でも、指じゃないっていう事実は、いけないことをされてる実感を余計に湧き立たせた。

「そんなに気持ちいい?」

「なん…で…?」
そう言う私の胸に顔を近づけてきた。

「乳首、コリコリだから」
胸の先を口に含んで、私を見上げながら言った。

ピンと立った乳首を、ルカの舌がチュルチュルと伸ばすように吸いながら歯を掠めさせる。
「あっ…」

痺れのような気持ちよさが乳首から放たれて、膝を閉じてしまった。

「やっぱ体勢キツイか…」
手を引いて立ち上がらせると、お風呂場から出た。
「バスタオル、これいい?」

すっかり乾き切った私の体には必要ないと思ったけど、とりあえず頷く。
棚から畳まれたバスタオルを二枚取ると、一枚を広げて肩に掛けてくれた。そのまま腰を抱かれて私の部屋へ向かう。私が動く度にぬちゅぬちゅとローションが音を立てるのが恥ずかしい。

私の部屋のドアに手をかけたルカは、急にキスをしてきた。

「オレと遊ぶの好き?」
唐突過ぎて、何を聞かれたのか一瞬理解できなかった。でも勝手に反応してモゾモゾ動く内ももが、ぬちゅぬちゅと音をさせてしまい、まるで私の代わりにルカに返事してるみたいだった。

「オレも好きだよ」
胸を掴んで揉まれながら、耳元でそう囁かれた。

まるで愛の告白でもされたかと勘違いしてしまいそうなほど、頭の中まで痺れ始めていた。

閉じかけた目に玄関のドアが目に入って、ふと思い出した。
「…ノ…ノアが来ちゃうから…」
その瞬間、ギッと耳を噛まれて膝から崩れそうになる。

「オレと楽しんでるときに他の奴の名前出すな」
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