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Gemini
第11章 尋問
(潮…ふいた?)

その言葉が理解出来ずに、伏せていた目を上げてノアの方を見た。

「かわいい体だね。おいで。」
ノアの手に引かれてもっと近づいた。

開かれた足の間に立った私を、ノアは座ったまま抱きしめた。まるで小さな子供にしがみつかれてるみたい。

「…こんなに女の匂いをさせて」
顔を伏せたままノアは続けた。
「悪い子」

(やっぱり…ノアは怒ってる…)

ノアの知らないところで、ルカとおしりであんなことをしてしまったから?

「……ごめんなさい」

私のその言葉を聞いて、ノアは顔を上げた。

「ルカと何したのかちゃんと教えてくれる?」


私はノアの目をしっかり見つめながら頷いた。
…頷いてしまった。



「ここにおいで」

「えっ…でも…」

「いいから」


ノアのことを跨ぐように向かい合って抱っこされる。辛うじてスカートに隠れてるけど、その下では何枚かの布越しに秘密の場所が触れ合ってるような状態だ。

「重たくない?」

「全然」

ノアは後ろ手にベッドに手をついて、下から私を見上げてるような体勢になった。


「それで…」
ノアの指が私の顎にかかった。
「かわいいma chérie、どんな悪さをしたの」

たった一本の指に顎を押し上げられた。

私の顎から首を通って胸の間を通って…ゆっくりと細く長い指が降りていく。

全ての神経がそこに持っていかれる。

さっきまでルカに弄られてたおしりが思い出したみたいにまたジンジンしてきた。


指が降りてくるにつれて、その通り道に意識がいってしまう。

(ノア…もうすごく硬い…)

意識すればするほど、そこがうねるように勝手に反応してしまう。
(どうかバレないで…)
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