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第11章 尋問

「分からないなら見てあげようか？」

「だめ………いや……」

「じゃあ言って。どうなってる？」

「多分…」
なんて言ったらいいんだろう…と言葉を探していると、答えを待たずにまたノアが質問を重ねた。

「いっぱい触られた？」
少し頷く。

「それとも舐められた？それか、吸われた？」
目を閉じて少しだけ首を縦に動かす。

「どっち？」

「…っちも…」

「聞こえないよ。どっち？」

「両方…」

「両方って？」
いつもは優しいノアの瞳が意地悪な色をして光っていた。

「舐めたり……吸ったり…」

「どこを？」

「そこ…」

「言って。クリトリスって。」
私はノアの肩に置いていた手を離して顔を覆った。首を横に振ったけど、ノアは何も言ってくれない。じっと見られてるのが恥ずかしくて堪らなかった。


ノアの両手が私の腰を掴んだ。

「ここのことだよ。好きなんでしょ？」
私の腰を揺らして、グリッ…グリッ…と当ててくる。

「……はっ……んっ……っ…」
力が入ってしまった内ももがノアの腰をギュッと挟んでしまう。筋肉が強ばったように突っ張ってしまう私を、強引に押しつけ続けるノア。

「瞳が潤んできてる」

ノアの腕を掴むために顔から手を離してしまった。
「俺も気持ちいいよ」

ノアの目を見てしまった瞬間、全身に電流が走った。
（ダメダメ…このままじゃ……）

ビン…ビン…とリズミカルに与えられる強い刺激が、私を押し上げてしまう。
「ぁっ……だめ……と……めて…」

ツンッという快感の山がきて、じんわりその余波が広がった。