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Gemini
第11章 尋問
「どうする?もっとしたい?それとも…」
もうひとつの選択肢をノアが言いかけたとき、どこかでスマホがブブッと震えた。その後も短いバイブが鳴り、立て続けにメッセージを受信していることを知らせた。

「スマホ買ってもらったの?」

「あ…うん…」

「彼氏のため?」

「えっ?」

「ルカが言ってた子」

(あっ…和樹のこと…?)
「ちがう…ちがうよ」

「そう。じゃあカナデは俺たちだけのものだね」
ノアの手が、黙ったままの私の胸をギュッと掴んだ。
まるで心臓を掴まれたみたいに体から力が抜けかける。

ギュッと背中を抱き寄せられて、ノアの上に覆いかぶさるように倒れ込んだ。

「俺たちが半分こするまで、virginité大切にしておくんだよ」

耳からと胸から、同時に聞こえるノアの声が美しいユニゾンのように響いてくる。


ノアは私の腰を掴んで、下からグリグリと押し付けた。その艶かしい動きにつられて、勝手に腰がクネクネしてしまう。

「あの…ねっ……ノアっ……ぁっ…私……」

(私はノアが…)
そう言いかけたけど、やめた。
だってノアだけに夢中だったあの時とは、色々と変わってしまったから。

ただの意地悪だと思ってたルカは優しいってことを知ったし、和樹とは…何も無いけどいつもドキドキをくれる。

パンツの中にノアの手が入ってきて、今度はおしりを揉みはじめた。私は無抵抗で受け入れる。

ノアの指先がヌルンと私の中に入ってきた。
「んぅっ……ふぅ……」

まだ残ってたローションが、私の中から漏れ続けてたのかもしれない。滑らかに抜き差しされて、ノアにしがみついてしまう。
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