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Gemini
第17章 バレないように
「まさか母親の声聞きながらイクとはね」
「聞きながらじゃねーわ!」
「どっち先?」
「オレ、カナデと」
「じゃ、俺先」
ポンポンと会話が飛び交ってるのが耳から入ってくるのが心地よい。
3人でするとケンカっぽくなってたけど、昨日からずっと仲がいい気がする。だからかな、嬉しく感じてしまう。
「なーにニヤニヤしてんだよ」
汗で束になった私の前髪をルカが弄りながら言った。
「…ニヤニヤ?してた?」
「ニヤニヤでもニコニコでもあんあんでもかわいいからいいけどさ」
「あんあん?」
「あん…あん…」
大げさにエッチな声を出す。やっと意味がわかった私は、恥ずかしさで顔が熱くなる。
「もー!」
「かわいいって言ってるだろ?」
ルカが腕の中に私をしまい込んだ。
「ちっちゃいときからずーっと、カナデはかわいいよ」
そして、汗まみれの髪にキスをくれた。私はその居心地の良さに流されて大人しく収まったままになる。
(はぁ…。ついにルカと……したんだな…)
自分の心がルカを受け入れてるのを改めて実感していた。
「ね…ルカ?」
(私たちって、どういう…)
ルカに確認しようと呼びかけると、ルカはまた王子様みたいな優しい笑顔を私に向けてくれた。
「どうした?」
ついうっとりとそのキレイな瞳にみとれてしまう。
「キスし…」
言い終わらないうちにルカは優しいキスをくれた。
そういうところ…かっこよすぎる。
ルカのくせに。
甘くてとろけそうになったところで、ノアが出てきた。
そしてノアと入れ違いにシャワーを浴びに行く。もちろんルカは断って、私一人で。ルカはブーブー言ってたけど、やっぱりふたりじゃ恥ずかしすぎる。
さっさと支度をして、3人で朝食を食べに向かった。
「聞きながらじゃねーわ!」
「どっち先?」
「オレ、カナデと」
「じゃ、俺先」
ポンポンと会話が飛び交ってるのが耳から入ってくるのが心地よい。
3人でするとケンカっぽくなってたけど、昨日からずっと仲がいい気がする。だからかな、嬉しく感じてしまう。
「なーにニヤニヤしてんだよ」
汗で束になった私の前髪をルカが弄りながら言った。
「…ニヤニヤ?してた?」
「ニヤニヤでもニコニコでもあんあんでもかわいいからいいけどさ」
「あんあん?」
「あん…あん…」
大げさにエッチな声を出す。やっと意味がわかった私は、恥ずかしさで顔が熱くなる。
「もー!」
「かわいいって言ってるだろ?」
ルカが腕の中に私をしまい込んだ。
「ちっちゃいときからずーっと、カナデはかわいいよ」
そして、汗まみれの髪にキスをくれた。私はその居心地の良さに流されて大人しく収まったままになる。
(はぁ…。ついにルカと……したんだな…)
自分の心がルカを受け入れてるのを改めて実感していた。
「ね…ルカ?」
(私たちって、どういう…)
ルカに確認しようと呼びかけると、ルカはまた王子様みたいな優しい笑顔を私に向けてくれた。
「どうした?」
ついうっとりとそのキレイな瞳にみとれてしまう。
「キスし…」
言い終わらないうちにルカは優しいキスをくれた。
そういうところ…かっこよすぎる。
ルカのくせに。
甘くてとろけそうになったところで、ノアが出てきた。
そしてノアと入れ違いにシャワーを浴びに行く。もちろんルカは断って、私一人で。ルカはブーブー言ってたけど、やっぱりふたりじゃ恥ずかしすぎる。
さっさと支度をして、3人で朝食を食べに向かった。