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Gemini
第3章 悪戯な笑み
痛いみたいにジンジンとしているのは、2人の舌にたくさん弄られた胸の先端。
もっと続きをしてもよかったかも…なんて思っちゃうほどに、さっきの余韻が体を駆け巡る。
「じゃあね、今日はもう帰るよ」
ノアの優しい声。
名残惜しそうに私を抱きしめてるルカの肩に、ノアが手をかけると、ルカの腕から解放された。
「あのっ…」
「ん?」
穏やかな笑顔で微笑んだノアの茶色い髪が、少し首を傾げた瞬間にサラッと動いたのがなんとも言えず美しくて、心臓がドクンと大きく鳴り響いた。
「えっと…試験の最終日…ママ、夜勤で…」
「へぇ」
ルカがまたあのいたずらっ子みたいな笑顔で、私の目をじっと見つめてきた。
「カナデ…いいの?」
ノアの口調は少し心配そうだったけど、遮るようにルカが口を出してきた。
「大丈夫、嫌がることはしないから」
「うん」
そう返事した私に、ルカの目は優しくノアみたいに微笑みながら言った。
「C'est une idée♪︎」
「なんだよ?嫌な予感しかしないけど」
「何言ってんだよ、完璧だよ」
「な…なに?こわいよ…」
「カナデのviergeはしばらくとっとこう」
「ビェ…?」
「ハジメテ」
ルカの言葉に顔が熱くなる。
「すごくいいハジメテをあげるから」
そんなルカの言葉に、ノアはただ肩をすくめるだけだった。
私のハジメテの相手はルカに決まっちゃってるってこと?
試験の最終日に…しちゃうってこと?
半分他人事みたいに感じながらも、さっきまでベッドでしていたことがフラッシュバックして体がまた熱くなる。
「抜け駆けは、なしだからな」
ルカはノアに向かって念を押すように言った。
「抜け駆けもなにも、ルカが勝手に…」
そんなノアの言葉も聞かずに、ルカは私に近づいてくる。
「じゃ、試験頑張れよ」
こめかみの辺りにルカの唇が触れると、音を立ててから離れた。
もっと続きをしてもよかったかも…なんて思っちゃうほどに、さっきの余韻が体を駆け巡る。
「じゃあね、今日はもう帰るよ」
ノアの優しい声。
名残惜しそうに私を抱きしめてるルカの肩に、ノアが手をかけると、ルカの腕から解放された。
「あのっ…」
「ん?」
穏やかな笑顔で微笑んだノアの茶色い髪が、少し首を傾げた瞬間にサラッと動いたのがなんとも言えず美しくて、心臓がドクンと大きく鳴り響いた。
「えっと…試験の最終日…ママ、夜勤で…」
「へぇ」
ルカがまたあのいたずらっ子みたいな笑顔で、私の目をじっと見つめてきた。
「カナデ…いいの?」
ノアの口調は少し心配そうだったけど、遮るようにルカが口を出してきた。
「大丈夫、嫌がることはしないから」
「うん」
そう返事した私に、ルカの目は優しくノアみたいに微笑みながら言った。
「C'est une idée♪︎」
「なんだよ?嫌な予感しかしないけど」
「何言ってんだよ、完璧だよ」
「な…なに?こわいよ…」
「カナデのviergeはしばらくとっとこう」
「ビェ…?」
「ハジメテ」
ルカの言葉に顔が熱くなる。
「すごくいいハジメテをあげるから」
そんなルカの言葉に、ノアはただ肩をすくめるだけだった。
私のハジメテの相手はルカに決まっちゃってるってこと?
試験の最終日に…しちゃうってこと?
半分他人事みたいに感じながらも、さっきまでベッドでしていたことがフラッシュバックして体がまた熱くなる。
「抜け駆けは、なしだからな」
ルカはノアに向かって念を押すように言った。
「抜け駆けもなにも、ルカが勝手に…」
そんなノアの言葉も聞かずに、ルカは私に近づいてくる。
「じゃ、試験頑張れよ」
こめかみの辺りにルカの唇が触れると、音を立ててから離れた。