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Gemini
第18章 3人の時間
「すごーい!きれい!!」
部屋の二辺がほとんど窓になっていて、太陽が部屋の中まで明るく照らしていた。

窓に張りついて外を見ると、さっきまでいた海岸がすぐ前に広がっていた。
ベランダこそないものの、私たちが泊まってるホテルよりも眺めがいいように思えた。

「見て見て!あそこでしょ?さっきいたところ」
ふたりを振り返ると、ガラス張りの部屋が目に入った。

「なに、ここ?」
明るさに目が慣れてくると、少し近づいただけで分かった。
(お風呂?え?なんで??)

「こんなの…見えちゃうじゃん」

「だからだろ」
ルカはソファに座って置いてあったファイルを見ながら笑ってる。

「寒くない?」
ノアはエアコンのリモコンを持って温度の調整をしてる。
ウィーンと音を立ててカーテンが勝手に開いた。
「これ自動なの?すごーい」

カーテンが全開になった窓の前には見たこともないくらい大きなベッドがあった。

「すごっ大きいー!こんなにどれだけ寝返りしても…平気…だね……えへ…へへ…」

今からこの上でしようとしてることを思い出して、だんだんと声が小さくなっていく。

ふたりとも何も言ってくれないから、微妙な空気が流れた。それを打ち破るようなタイミングで、ピンポーンとインターフォンが鳴った。

「え?誰?」

「頼んでたもの」
ルカが水色の紙袋を持って戻ってきた。
「時間はたっぷりあるからな」

(何…入ってるんだろ…)

「見せてもらえば?」
ノアが私の頭にポンと手を置いた。

「気になる?」
ルカはニヤッと意地悪に笑った。この顔をしてる時のルカには気をつけなきゃいけない。

「べ、別に」

「シャワー浴びてくる?」
対照的にノアは王子様スマイルだ。

確かに、海から上がってそのままの体は少しベタついてる。
「あ…うん。そうする」

着替えの入ったバッグを持っていこうとして、ノアに止められた。
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