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Gemini
第18章 3人の時間
ノアがまたスイッチを入れ、あれがブーと唸りだした。
「ダメっ、だってば」
なんとか避けようと膝を伸ばして中腰になる。
「カナデもダーメ」
ルカの腕に頭ごと引き寄せられて、ノアにお尻を突き出すみたいな体勢でキスが再開してしまった。
ブブッとクリトリスを探しながら動くノアの指に意識が奪われる。ノアの舌はアヌスをくすぐるみたいに細かく動いていた。
「やら…まっれ…あぁぅ…ろぁあっ…」
口の周りがルカと私の唾液でベチョベチョになっても、離してくれない。
「あっ…ぁああっ…」
「オレとキスしながらイッて」
(もう…無理…)
差し込まれた舌にジュブジュブと音を立てて吸い付くしかできなくなってくる。ついに見つけられてしまったクリトリスには、ブレずにずっと押しつけられた。
「ぅぁっ…あっ……」
(イッちゃう…)
太ももの裏側がブルブルと痙攣するみたいに震える。それでもルカは私を離してくれず、開いたままの口からドロッとした唾が垂れていった。
下半身から力が抜けてヘナヘナとしゃがみこんだ。
知らぬ間に太ももから伝っていた水が床にまで垂れていた。
「あーあ、また漏らしちゃった」
ルカの言葉が突き刺さる。
「ゃっ…そんな……」
「見せてみ?」
ルカに起こされてソファにのせられると、大きく足を開かれた。
「やだぁ…」
「あぁあぁ、真っ赤に充血しちゃってる」
「も…それ、嫌っ」
ノアの手にあるのを指差す。
「嫌か…じゃあこっちは?」
ルカが手にしたのはさっきのよりもずっと小さいものだった。
「うん、そっちなら…」
「わかったよ、カナデがそう言うなら」
ノアは小さい方をルカから受け取るとまたスイッチを入れた。
その時の私は、まだ自分の選択ミスには気づいていなかった。