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Gemini
第18章 3人の時間
小指の先くらいの大きさのそれに何かが垂らされた。その透明でネトネトした見た目は見覚えがある。

(あぁ…ローション…)

ドレッシングみたいな容器の中にはまだたっぷりと残ってそうだった。


さっきまで散々ノアに解かれ続けたアヌスは、拒み方を忘れていた。細い指がなんの苦労もなく私の中に飲まれていき、中に押し込んでいく。

「ぅあぁっ…」

私の中に置き去りにされたままのその震えが伝わって、尾てい骨の先までもビリビリと痺れてくる。

「じゃあ、これは…こっち?」
ルカの手に摘まれた大きい方は、胸の先端に当てられた。

「ふぁぅっ…んっ」
びっくりするほどに体が跳ねる。
こんなに胸で感じたことがあっただろうか…

空いたもう一方の胸には、反対向きに覆いかぶさってきたルカの唇が吸いつき、大きく開かれた足の間にはノアの頭が降りていく。

体中の全てが気持ちよくて、フワフワ浮いているような気分。

さっきまで機械的に震わされていたクリトリスは、優しく潤ってるノアの舌にねっとりと撫でられて喜んでいる。
「っくぅん……ん…んむっ…っぅ…」

全ての視界を遮るようにルカの胸が私の顔に接近していた。

すぐにまた腰が跳ねそうになっている私は思考回路を失っていて、ただただ目の前のものにキスをして舌を這わせた。そうすることでなんとか自分の形を保っていられるような、そんな気がしたから。

ルカの胸に小さな突起を見つけて、舌の腹で撫でてみた。口の周りもルカの胸も私のヨダレだらけになっていく。

ちゅるちゅると吸うようにノアに弄ばれていたクリトリスがまた絶頂に達した。それでも休息は与えられずに、快感はまだ続いた。


アヌスの中の震えが引っ張りだされ、代わりに長い指が差し込まれてきた。
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