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Gemini
第20章 海鳴り
砂浜のすぐ側にある駐車場に行くと、高校生くらいの男の子たちがはしゃいでいるのが見えた。海に入れようと押し合ったりして、楽しそうにしてる。

「ねぇルカ」
反対側から降りたルカに声をかけようと振り返ると、すぐ近くにいたノアが私を腕の中に引き寄せてしまった。

顔を見上げた瞬間、口の中に舌が入り込んできた。

「んっ…んむっ………んっ」

(あの子たちに見られちゃうっ)

腕を突っ張ろうとしてもビクともしないノア。

ルカは私たちのすぐ近くに来て、あろう事かスカートの中に後ろから手を入れてきた。

「はぅっ……んむぅ……あぅっ…」

スカートの中に風が入り、ミントまみれのそこが思い出したみたいにヒヤッとする。

「お、あった」
ルカの指先に小さな丸い粒が乗っていた。これ見よがしにそれを食べたルカは、そのまま今度は私の耳に舌を入れてきた。

「太ももまでぬるぬるじゃん」
熱い息といやらしい言葉に体が崩れ落ちそうになる。

「んゃぁっ…見られっ……んふぅ…」

少し荒っぽくお尻を揉まれて、拒む手からも力が抜けてしまう。

「そんなに濡れてるの?カナデ」
唇が解放されて、ノアに答えを求められる。

「分か…ない……」

「見せてよ俺らに」

「どや…て…」

「自分で捲ってみ?」
ルカがまた、耳に直接言葉を吹きかけた。
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