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Gemini
第20章 海鳴り
緩んで感覚の鈍くなったところから小さな震えも引っ張りだされた。
「んんんんっ、あぁんっ」
体を横に向けた私にルカが自分のシャツをかけてくれると、ノアが車から降りた。
その反動でバウンスするように揺れた車に、私は横になったまま目を閉じた。双子が話してるのは何となく耳に届くけど、波の音と重なって内容まではよく分からなかった。
「2本いけんなら、もういいだろ?」
「んー…まぁ。でも外かよ。センスねーな」
「……そうだな」
「鬼畜ばっかしてっから、ズレちゃってんだな」
「は?」
二人のケンカも波の音と相まって、まるで子守唄みたいだ。
「カナデ…」
髪を撫でられて目を開けると、ノアがいた。知らない間に眠っていたようで、気づくと辺りは暗くなっていた。
「寒くなかった?」
「ん…平気…」
体を起こして周りを見ると、海は怖いほど真っ暗で空には見たことも無い数の星が散りばめられていた。
「あれ…ルカは?」
「カナデはあいつのことばっかりだね」
思ってもみなかったことを言われて、動揺してしまう。
「そ、そんなことないよ!」
「そう?」
抱き寄せられて舌が差し込まれると、私は何も言わずにその舌を追いかける。
ブラの上からぎゅっと胸を揉まれて、鼻から吐息が漏れてしまった。
「んんんんっ、あぁんっ」
体を横に向けた私にルカが自分のシャツをかけてくれると、ノアが車から降りた。
その反動でバウンスするように揺れた車に、私は横になったまま目を閉じた。双子が話してるのは何となく耳に届くけど、波の音と重なって内容まではよく分からなかった。
「2本いけんなら、もういいだろ?」
「んー…まぁ。でも外かよ。センスねーな」
「……そうだな」
「鬼畜ばっかしてっから、ズレちゃってんだな」
「は?」
二人のケンカも波の音と相まって、まるで子守唄みたいだ。
「カナデ…」
髪を撫でられて目を開けると、ノアがいた。知らない間に眠っていたようで、気づくと辺りは暗くなっていた。
「寒くなかった?」
「ん…平気…」
体を起こして周りを見ると、海は怖いほど真っ暗で空には見たことも無い数の星が散りばめられていた。
「あれ…ルカは?」
「カナデはあいつのことばっかりだね」
思ってもみなかったことを言われて、動揺してしまう。
「そ、そんなことないよ!」
「そう?」
抱き寄せられて舌が差し込まれると、私は何も言わずにその舌を追いかける。
ブラの上からぎゅっと胸を揉まれて、鼻から吐息が漏れてしまった。